神様のお願い

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神様のお願い

神様『アランよ。そのメモ帳に書かれてある事は信じたか?』 アラン『うわっ!さっきのじじい。何なんだよこのメモ帳は!』 神様『運命が書かれたメモ帳じゃ』 アラン『誰が書いたんだよ』 神様『ワシじゃ』 アラン『何者だよ、じじい』 神様『神様じゃ』 アラン『はっ?』 アラン『どーせ、今までのうんことか犬とかお前が仕掛けたんだろ?』 神様『あれだけ当たっても信じられんのか』 そう言うと神様は運命のペンを取り出して“アラン突然浮かぶ”とメモ帳に書いた。 アラン『それがホントになったら信じてやる…よ…』 アランは空高く浮かんだ。 アラン『わかった!わかった!信じるから下ろしてくれ~!』 神様『よろしい』 アラン『で、何をしろというんだ?』 神様『メモ帳の最後に何て書いてたあった?』 アラン『あー、アランチに隕石が落ちるってやつ?』 アラン『ちょっと待った。あれはあんたが書いたんだよな?あんたは神様だとしたら、神様がそんな事していいのかよ?』 神様『本当は“アラン家(チ)”に隕石を落とす予定だったんじゃ。しかし間違えた』 アラン『おい、オレん家?』 神様『ああ、即死の予定じゃった…』 神様『お前はスリばかりをして生かしておいても世の中のためにはならない。しかし、手違いでこうなってしまった今…もう一度お前に生きるチャンスを与えようと思う!』 アラン『チャンス?』 神様『アランチの客を救うのじゃ。』 アラン『なんで?』 アラン『てめぇが書き込んだんなら書き直せばいいじゃねぇか!』 神様『できるならとっくにやっとるわい!できないから頼んどるんじゃろが!』 アラン『自分のミスを俺にカバーさせようとしてんだな?』 神様『い、いや…』 アラン『大変だよなぁ、俺1人のはずが何百人もの人間を殺す事になるんだもんなぁ。』 神様『もうええわい!!』 神様『アランチの客には死んでもらう!そしてお前も殺す!』 アラン『き、汚ねぇぞ!そんなのありかよ!』 神様『ワシは神様じゃ!ワシの勝手じゃ』 アラン『くっ…。。』 神様『みんなで死ぬか、みんなで助かるか、二つに一つじゃ。どうするかはお前次第じゃ!!』
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