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被害者名:ポン・ポニオ
職業:数学博士
死因:絞首による窒息死
凶器:
太さ2cmほどの紐状のものと思われる。
しかし、研究所からはそれらしきものは発見されなかった。
略歴:
F国出身。
K大学卒業後、確率論の研究を独学で行う。
主にサイコロの研究に没頭。
「果たして各面のでる確率は本当に同じか?」という疑問を抱えながら、57年かけて完全な正六面体のサイコロを作り出した。
どんな高さ、角度、速さでサイコロを降られても各面の出る確率が完全に等しいというもので、その功績が学会に認められた。後に各国にサイコロの特許を出願、取得もしている。
その分野では彼の業績は非常に有名で、サイコロ業界の始祖とも呼ばれている。
主著に「新世代サイコロ論」「ダイスとは」などがある。
「明日が来るよりも今日が終わる方が早いのだよ」という彼の名言はあまりにも有名。
サイコロ作製後、そのまま理工学の方へと転向していく。
数年前に開かれた「カラクリコンテスト」に彼が自作品を出品したところ、全国一位という輝かしい結果を叩き出した。
それからは鍵をかけた研究室で一人黙々と何かをしている。
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