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「でっけぇな!!ぅひゃ~!」
「ここに近藤さん、いるのか!!」
田舎者丸出しな二人は キラキラした目で 屯所を見回していた。
「おい、こっち来い。」
土方の案内で 一番奥の部屋に通された。
いかにも 取り調べ室な部屋だ。
「山崎、こいつらの事調べたか?」
後ろから やってきた バドミントンのラケットを腰につけた地味な‥ まぁ、所謂 山崎退。
書類を持ち、読み上げる。
先程 車の中で二人がはしゃいでいた間に電話していたのだ。
「あんな短時間じゃ、無理ですよ。まぁ、少しは分かりましたが。」
「ほぅ。」
「桂 弥生。攘夷派の桂の妹で、そっちの少年は 小林 吉之助。詳細は不明ですが、攘夷戦争に巻き込まれたとか。」
「何!?」
ギロリと 睨む土方は 鬼の副長と呼ばれるに相応しい 顔つきだ。
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