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話をしている間に入り口に"B"と書かれている食堂についた。
背中に書かれている英語が食堂の場所なのだ。
「奥から詰めて座れよ。」
監獄兵が食堂の入り口で囚人達にその言葉を連呼していた。
その場にいた全員が席に座ると、監獄兵は出席を取り出した。
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「…神田 終夜。」
「…」
「神田 終夜!!」
「…」
「クソッ!!あいつめ、何処へ行ったんだ!!」
するとドアが開き、終夜が入ってきた。
「神田!!お前遅いぞっ!!」
「ちょっとトイレに行ってたんで。」
「本当にお前は面倒な奴だな!!まぁいい、その辺の席につけ。」
終夜は近くにあった席に座ると、周りが離れた。
また昼の時の食事係が前に出て、「今日も1日お疲れ様でした。明日も精一杯頑張りましょう。ではいただきます。」
あ~…これ本当どうにかならねぇか!!
終夜はいつもこの言葉にイラついていた。
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