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3ヶ月前…
囚人達はいつも通り働いていた。
12時30分
昼食時間のチャイムが監獄中に響き渡った。
食堂は監獄内に10個あり、1つの食堂につき5000人入れる。
いわゆる大食堂だ。
全員が食堂に揃った。
席は、来た者から順に詰めて座っていく。
そこに居た全員が座り終わると、監獄兵が点呼をとり始めた。
「じゃあ今から出席をとる。大きな声でハッキリと応えるように。赤坂 俊夫」
「はいっ!!」
「秋元 省吾」
「は、はいっ!!」
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「神山 遼平。」
「はいっ!!」
「神田 終夜」
「あ~いっ。」
「なんだその返事はっ!!」
「はいはいっ」
「全く…。神原 剛」
「はいっ!!」
終夜はいつもこの調子であった。
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