べっど

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「…あぁ、ふ、あっ、…も、イっ…」 「あー俺も、無理…出る…ハァッ」 びくびくと震える身体、浅い呼吸を繰り返して、回された腕からも力が抜けて、ぽすりベッドに沈んだかめ。 腹の上に吐き出した欲を拭き取ってやれば、枕からずり下がって、最近買ったふわふわのシーツの上で毛布を被って丸くなった。 でもちゃんと目元は出して、時々閉じた瞳を開いて俺を見つめてくる。 「眠い?つーか、おまえ何やっても、かわいいのな」 頭を撫でながら言うと嬉しそうに笑って、毛布をめくりながらとんとんと開いたスペースを叩く。 「…じん、ここおいで」 眠いのか、甘えてるのか、緩いかめの喋り方にどうしようもない愛しさが込み上げる。  
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