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誘われるままベッドに潜り込んで、かめを抱き締めた。
「じんつめたくなってる」
汗をかいたまま外気に晒されて冷たくなった俺に、かめの腕が回される。
「ん?どした?」
「あっためたげる。
ぎゅー…」
(…ぎゅーって)
「あは、じん赤い」
からかうように嬉しそうに笑うかめを、さっき以上にぎゅうぎゅう抱き締めた。
密着したかめから体温を奪ってあったまった分、俺の愛が溶けて流れてけばいいな。
身体より心があったかくなって、今このベッドの上、世界で1番笑ってる気がした。
fin.
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