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「赤西ぃ~?俺、たっちゃんとラジオだから先行くな~
つーかかめいねぇけど知らねぇ?」
かめの身体が強張るから、一回止まった動きを再び開始した。
咄嗟に口元を押さえて、必死に声を堪えている。
「おー疲れ~。頑張ってこいよ。
かめは打ち合わせしてるぞー」
返事をしながら身体を折り曲げて、かめを抱き締める。
違った刺激に堪えられないのか顔を左右に振りながら、少し抵抗を見せる。
『さっきより、締まったけど?』
耳元で小声でそう言えば、更に締まって、かめは欲を撒き散らした。
声の主は納得したのか適当に返事をして、立ち去っていく。
「…ハァッ、ハァッ、も…やめ」
「…ッは、もーちょいでイくから付き合って」
「あ、じんっ、そんな、とこ、触ん、あ、ぁあ…!」
かめがまた達するのに合わせて、俺も欲をぶちまけた。
のぼせてふにゃふにゃになったかめを綺麗にして、シャワールームを後にした。
ちらり顔を覗けば、恥ずかしそうに俺の耳に近付いてくる。
『…気持ち良かったから、またシよーね』
(かめの馬鹿!)
俺がまた元気になったのは、言うまでもない。
fin.
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