6歳

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私の返答に 「ちぃちゃんはいつもそうだよねぇ~。」 面白くないというふうに私を見つめる冷たい視線の声の主は陽子ちゃん。 そして陽子ちゃんの言葉に共感したのか、1番仲の良いハズの裕美ちゃんが私に追い撃ちをかける。 「ちぃちゃんは私達とはあそびたくないもんねぇ~?」 私は思わず 「違うよッッ!!」 ムキになりそう言った。 本当は私だって 皆と遊んで皆とワイワイ騒ぎたいし、裕美ちゃんのママが作ってくれるケーキを食べたい…。 でも結局その日も、私は行かない、行けない。。 綾美ちゃんがその場を収めてくれて真っすぐ私は帰宅。 綾美ちゃんが言ってくれた 「ちぃちゃんにはちぃちゃんの用事があるもんね!!ごめんね。」 この言葉が嬉しかった。 でも1番仲の良かった裕美ちゃんにあんなふうに言われた事がショックで、弱い私は泣きながら家に帰った。
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