6歳

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あの時は それ以上もそれ以下も 無かった。感じなかった。 ただ寂しさから"女の子だから"その理由で私は一人ぼっちだったと…そう思っていた。 遊びに行けるのは同じ町内に住む幼なじみ達が家まで誘いに来てくれて父に了解を取って貰う事。 うちの町内以外の友達の所は父が許してくれなかった。 だから町内に住む幼なじみ以外と遊びたい時は小学4年生になって委員会と嘘をつき、学校が終わってから4時半まで友達の家に行く事のみだった。
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