1443人が本棚に入れています
本棚に追加
学校近くの駄菓子屋さんには、20円の棒状のコンニャクゼリーがあって、そこの駄菓子屋さんでは普通にそのままのタイプと、凍らせてあるタイプの2種類が置かれていた。
暑い夏の日だから、私は迷わず凍らせてあるタイプを手に取り、会計を済ませる。
私の家から小学校の近くにある駄菓子屋さんまでは歩けば20分、自転車なら10分かかる。
うちの父は何せ頭の固い人。
買い食いなんてばれたら怒られるのは目に見えていたけど…
ジリジリと肌を焼く
陽射しの強さ、暑さに負け
私は家に帰る途中にある河川敷でコンニャクゼリーを頬ばった。
冷たいゼリーが感触よく口の中に広がる。
さっきまで嫌で仕方なかった暑さが気持ち良くも感じる。。
今日は父の機嫌も良いし、少しだけなら遅れても怒られないかな…そんな事を考えていた時だった。
最初のコメントを投稿しよう!