傷跡

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「一人で何してるの?」 っと声をかけられた。 声のした方向を振り返るとそこいたのは中学生の男の子。 うちの地域の中学校のジャージは水色、その人が来ていたのは紺色のジャージ。 これはあとから解った事だけど、隣町の中学校のジャージだった。 私は警戒心も持たずに 「お兄ちゃんも食べる?」 っとまだ冷たいコンニャクゼリーを差し出した。 人のよさそうな男の子は 「くれるの?ありがとう☆」 そう言い、私の隣に腰を下ろす。 そして男の子は優しく 「ねぇ、いくつ?」 っと笑顔で聞いてきた。
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