第1章:平凡な日常

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午前7時 目覚ましが鳴り、 俺のいつもの生活が始まる。 俺の名前は 三嶋 拓也(ミシマ タクヤ) 中学2年生。 梅雨だからか朝からじめじめする なんと最悪な朝だ 俺はまだ寝ぼけてる頭を起こしながら、 階段を降りて、郵便受けに新聞を取りに行った。 ちなみに 毎朝、新聞を取りに行くのは俺の朝の仕事である。 顔洗い、制服に着替えを済ませて、朝ごはんを食べると、 俺はいつも通りに、学校に行った。 6月の梅雨、雨が降るなか俺は傘を差して歩いた。 この通学路は駅が近く、小学校もあるので、この時間は通勤をする人や小学生があちらこちらにいる 約20分で学校に着き、 下駄箱に靴を置いていると 後ろから、 「グッドモ~ニング!三嶋」 そいつは俺の肩に手をのせてきた。 坊主頭のこいつの名前は 井上 一馬(イノウエ カズマ) 俺の友達だ。 「おう!おはよう」 今日の宿題について話しながら井上と教室に向かった。 どうやら井上はまだ宿題が終わってないらしい。 教室に入ると 「三嶋、井上おはよう! 井上、お前まだ宿題終わってないだろ?」 「よう分かるな、お前はエスパーか?」 井上が冗談半分に言った。 「お前は面倒臭がりだからな、どうせ遊びほうけて宿題を後回しにしてしまって終わらなかった、 と思ったからだよ」 眼鏡を指で押し上げながら言っているこいつは、 平川 歩(ヒラカワ アユム)。 井上と同じく俺の友達だ。 それからいつも通りに授業が始まり、 そして放課後になった。
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