第2章:自称“超能力者”

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体育館倉庫の裏まで来て彼女はやっと手を放した。 「いったい何なんだよ!こんなところまで連れてきて」 すると、いきなり 「あんたさ… どんな能力をもってるの?」 と聞いてきた 俺は彼女の言ってることが分からなかった、 いや俺以外の人でも分からないであろう。 「いやいや能力って何だよ?」 「能力は能力よ!」 と言うと 彼女は急に考えこんで 「もしかして、自覚ないの?」 と聞いてきた。 「え?自覚ってだから何が… キーンコーンカーンコーン ちょうど俺が言葉を言い終わると同時にチャイムが鳴った。 「あ!もうこんな時間。 そうだ今日うちに来て!」 「はぁ?何で」 「さっきの話しの続きをするのよ! 学校じゃ誰かに聞かれるかもしれないから じゃあ放課後待ってて」 そう言うと、走って行ってしまった。 意味不明だ…… 訳分からん 能力が使えるの?とかうちに来い!とか もしかしていたずら どっかに井上が隠れてるのか 「あ!次の授業体育だ。」 俺は急いで教室に戻ることにした。 教室に戻って急いで着替えて俺はグラウンドに向かった。 「遅いぞ!三嶋」 と言う体育の平良(タイラ)の声がグラウンドに響くなか、 俺は走りながらふと女子の列を見た、 すると彼女がいた。 あいつ着替えるの早いなぁ、と思いながら列に入った。
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