第一話 学校は最初が肝心なんです

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「ちょっと!?いい加減ジロジロ見るの止めてよ!!美里は迷惑してるのよ?」 大声を上げた女の子。 さっき成瀬さんと一緒にいた娘だ。 「おー、威勢が良いねぃ」 その女の子に突っ掛かる不良とかではなく、発信源は僕の隣に居るカンナだ。 勿論その娘に聞こえないくらいの声だよ? 聞こえる様に言ってたら、何か喧嘩売ってるようだしね… カンナは僕と同じでそんな事しないから。 「早く散りなさい!!シッシ」 虫でも追い払うかのようだな… でもその女の子の効果か、段々と人は減っていった。 「さてと、入れるようになったしな。さっさと荷物置いちまおうぜ」
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