第一話 学校は最初が肝心なんです

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僕の名を呼ぶのは中学時代からの友達、高岡 沖菜(たかおか おきな)だ。 「ついに俺らも高校デビューだな!」 「そうだね……それよりよく沖菜が入れたね?」 中学時代の沖菜の成績は直視出来るようなものじゃなかったのに…… 合格と聞いた時は、ズルでもしたんじゃないかと思ってしまった。 「ま、俺が本気だせばこんなもんよ!」 そしたら最初からだせばいいのにね。 「ど、どうかな~」 入学式のせいか、異様にテンションの高い気がした。いや、いつもこんな感じだったっけ?
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