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「ユキ…起きて!!」
「うおっ!?」
めっちゃ焦った。
背負ってたはずのマユが顔の前で不機嫌そうに頬を膨らませてる。
ちっ!可愛いやつだ…
しかも、急に中学生に成長して…
って、それ現段階じゃないのか?
「ずっと一緒にいてやるぞ」
「…そのために…夜中まで勉強を教えてるんだよ?…」
「なにっ!?日本は誰かと一緒にいるのに勉強が必要なのか!?いよいよ、ダメな国だな…」
マジで心配だ。
顎を手に乗せて国の行く末を考えているとマユがため息を吐いた。
心配だよな日本。
「…心配なのはユキの頭と…高校に合格できるかだよ…」
そして、また深~くため息を吐きやがった。
俺の頭が心配だと?
それに…高校?
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