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「ほっ!」
公園の入口にある車避けをハードル走か!って思うほど、見事に飛び越えて、騒いでるガキたちの輪に突撃。
「オラァッ!!!!」
「プギャ!!フッ!?」
怒りの拳は、ガキ大将の顔面にクリーンヒットし、そいつは砂を撒き散らしながら転げていき、
転げた先の鉄棒に後頭部を強打した。
痛てぇだろうなぁ…
ざまみろってんだ!!
「桜井くん!?」
「やべぇ、棗だ!!逃げろ!!」
取り巻きの2人は桜井を引き摺って逃げていった。
もう一度、ざまみろっ!!
でも、後でガキ大将桜井の母親から苦情の電話が来たがな。
小学校でも、よく親を呼ぶ騒ぎを起こしたもんだ。
教師と相手の親に母さんは俺の頭をバシバシ叩きながら謝ってたな……
くそぉ……
まぁ帰り道で毎回、「よくやった」って褒めてくれたのが救いだぜ。
やばい親じゃないぜ!!理由があんだよ、理由が!!
俺が拳を振るうのは、決まって…
「大丈夫か、マユ?」
「……ぐすん…ユキー…」
このしゃがみこんで泣いてる幼なじみ絡みだ。
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