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このやり取りを繰り返してるから何十回も拳を振るってるんだ。
「お前がアイツらに言い返せるようになるより、俺が強くなって手を出させなくなる方が簡単だ!!」
左の手のひらを拳でバンッと叩いて、気合いを入れて笑いかけ…
「ほら」
しゃがんで肩膝をつき、泣いてるマユに手を差し出した。
なんか、カッコいいな……このキザ野郎。
「ん……しょ!…」
「…」
耐えろ……昔の俺
こめかみやら口元がピクピクするのはわかる。
この無口娘……普通に立ち上がって背中に乗りやがった。
テメェに差し出した手が虚しいだろうが!!
背中に女の子背負って、何もないところに手を出してる変なやつになってるぞ!!
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