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第一章 涼宮ハルヒ入学!
サンタクロースを以下略
うすらぼんやり――中途略――替わりに後ろの席の奴が立ち上がり――ああ、俺は生涯このことを忘れないだろうな――後々語り草になる言葉をのたまった。
「東中出身、涼宮ハルヒ」
ここまでは普通だった。真後ろの席を身体をよじって見るのもおっくうなので俺は前を向いたまま、そのか細い声を聞いた。
「――の人間には――ありません。――中に―――、―――、――――、――――、が居た――あたしの――――来な――」
「ちょお前何を言って……「すまん、涼宮。声が小さくてよく聞こえなかった。もう一回良いかな?」」
クラス内で唯一涼宮ハルヒの自己紹介が聞こえていたらしい俺の一言は岡島教諭の俺以外のクラス全員の当然の要望を代弁した声にかき消され……
「あ、はい。東中出身の涼宮ハルヒです。みなさん仲良くしてくださいね」
俺が聞いたのとは全く別の『普通』の自己紹介をしていた……。
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