第一章 涼宮ハルヒ入学!

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 そのままなんの滞りも無く自己紹介は終了したが、俺は涼宮ハルヒが言い放った最初の一言が頭から離れなかった……確かに彼女は言ったのだ俺にしか聞こえないようなか細い声で。 「ただの人間には興味ありません」ってな。  ありえない。本音にしろ冗談にしろ新学年始まってすぐの自己紹介でそんな台詞を言う奴なんて存在するはずが無い。  まして彼女……涼宮ハルヒはやや伏し目がちな点を除けば単なる一人の可憐な美少女なのだ。  その彼女がなんであんな事を……  しかも涼宮ハルヒはこう続けた「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者が居たら……」これが涼宮の後ろの席の谷口とかいう男子ならくだらない冗談だと流せただろう。  しかし彼女は何度も言うが黒髪長髪ストレートで黒い瞳が可憐な美少女なのだ。  なにが悲しくてあんな電波発言を……つい気になってしげしげと観察してしまう。
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