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織羽へ
今、お前がこれ読んでるって事は、
俺はもういないんだな。
なんか変な気がする。
もっとそばに居てやりたかったけど
出来なくてごめん。
正直いって、
織羽は俺の病気知ってただろ?
なんとなくだけどね。男の感みたいな(笑
俺がいなくなって、少しでも悲しんでくれたら嬉しいな。
でも、ずっと悲しむなよ。
お前は、寂しがりやで、一人で抱え込んで思い詰める癖があるから心配だ。
頼む。最後の願いだから。
俺の事を心の隅にやって、ちゃんとした恋をして。
俺の事はたまに思い出す程度で良いから。
本当に好きなやつを捜せ。
今すぐに捜せとは言わない。
落ち着いて整理できたらで良いから。
俺はお前の幸せを願ってる。
まだまだ、若いんだからな!
P.S.
好き嫌いがはっきりしてるとこも
甘えん坊なとこも、泣き虫なとこも、
気まぐれで、人懐っこいとこも、
全部引っくるめて織羽を愛してる。
頑張れな。
麻兎
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