つかの間の安らぎを

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私は、彼のこと何もわかっていなかった。 愛されていたのは私だけだった。彼は私に依存されていただけだった。 「死ぬまで生きるしかないんだよ」 明るい声で彼が言った気がした。 私は小さく、彼の名を呼んだ。 どこに居るのか分からなくなってしまった彼に謝るために。
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