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俺たちは、消毒をして マスクと予防着を着用して病室に入る。
亀の姿を見た途端、みんな唖然とする。
そこにいた亀は、以前の亀とは全く違っていた。
ベッドに横たわり、青白い顔をして 人口呼吸器を付けられ、身体中には心電図や点滴のチューブが付けられていた。
一定の機会音だけが、部屋中に響き渡る。
あれが亀?…
そう思うことしか出来なかった。
みんな涙を堪えていた。
仁 「カ…メ?」
俺は亀に近づき声を掛ける。けど、何の反応もしてくれない。
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