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仁「カ メ? 目を 覚まし… いつもみたいに 笑って よ。」
聖 「赤 西。」
俺は 亀の手を握る。俺は ここにいるよ。
なぁ、 早く目を覚ましてよ。みんな 待ってるんだよ。
堪えていた涙が溢れだしてきた。
俺は 亀の髪 頬を何度も撫で続けた。
どのぐらいいたのだろう。
まるで時が止まってしまったのではないかと思うほど、静かだった。
誰も言葉を発せず 赤西の泣き声だけが病室に響いた。
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