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医「赤西さん どうぞ。今 人工呼吸器を外して 酸素マスクをしています。まだ、話すことは出来ませんが 意識は はっきりしているので、大丈夫ですよ。それでは…」 仁「ありがとうございます。」 医者はそう伝えると去っていった。 仁「か …ず?」 俺の声を聞いた亀が目を開ける。俺は すぐそばに行き 亀を抱きしめた。 亀は 涙を流しながら 俺に何かを言いかけていた。 俺は その涙を拭い 亀に笑顔を向ける。 仁「まだ、声を出せないみたい。焦らずにいこうな。苦しくないか?」 俺の問いに亀は首を横に振る。 仁「良かった。かずが めを覚ましてくれて。気付いてやれなくて ごめんな。これからは 俺が かずを支えるから。だから かずは安心して俺を頼って。」 そう言うと 亀は小さく頷いた。
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