素顔のままで～愛してるから～

④

しばらくすると、俺の担当医と数名の医師、それと看護師が病室に来た。

俺が動けないから ここで話しをすることになったらしい。

先生は少しずつ説明を始めた。

医「亀梨さん。今から、君のこれからの治療方針について話します。ご両親から許可を得て 病状の説明をしていきたいと思います。」

俺は 頷いた。

医「今 亀梨さんの体を蝕んでいるのは、拡張型心筋症と言う 心臓の病気です。」

俺は 頭が真っ白になった。俺が 心臓の病気？
嘘だよね…
母親は泣いていた。

亀“先生 俺 治る？それとも 死んじゃうの？”

メモ帳を先生に見せると 少し驚いた顔をしていた。

医「亀梨さん。今の状況だと大変 難しいです。酸素無しでは 生活できないですし、仕事も困難です。
治す方法は2つ。1つは、心臓移植。2つ目は バチスタです。しかし 2つとも とても難しい手術になります。」

先生は 優しく 俺に説明してくれた。