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仁side
毎日 ライブの打ち合わせや雑誌撮影で終わるのは深夜。
かずに会いに行けていない。もう 3日かぁ…。
はぁ~。和也不足かも。
今日は 早く終わったら 会いに行こう。
みんなも 和也のこと心配してるし…。
上「赤西~。今日 亀ちゃんの所に行く?」
多分 気になるんだろうな。一番 溺愛してるから。
仁「うん。仕事 早く終わりそうだし。」
上「そっか。よろしく伝えて。」
本当は みんな会いたいはず。けど、かずの体調を考えて 控えてくれてる。
プレッシャーを懸けないように。そんな 心遣いが嬉しい。メンバー愛だな。
マ「お疲れさ~ん。お前らに報告がある。亀梨の手術の日程が決まった。」
マネージャーは 俺たち 1人1人の目を見ながら 話を続けた。
マ「5月15日だ。手術は朝から始まって 長時間になるらしい。」
中「15日って…ライブの初日じゃん。どうして、そんな日に…。」
マ「もう亀梨の心臓が限界を越えているそうだ。体力も付いてきたし、今を逃したら もう無理だろうって。亀梨には話していないが、奇跡に近いらしい。」
目に涙を溜めながら 話すマネージャー。
俺たちは言葉を失った。
奇跡
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