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…保健室、行こうかな… 擦ってしまったせいで赤くなった目を隠す様に保健室へ向かった。 ガラッ― 扉を開けると、そこも廊下と同じで静まりかえっていた。 「…誰もいないのか…」 そのことに安心して、そのままの足でベッドまで行きドサリと身体を倒した。 よく、枕や布団が変わると眠れないと言う奴がいるけど…そんなの今の俺にとったら信じられないことだ。 泣いてしまって、色々考え過ぎて気持ちが疲れてしまっていたのかすぐに睡魔が襲ってきた。 俺は抵抗することなく従って瞼を閉じる。 瞼の裏には、やっぱりアイツの顔が映った。 「お前は馬鹿か?何であれをまともに取れない、お前が動かなかったら真ん中で取れるように投げてやったのにお前が動いたせいでそういうことになったんだろうが馬鹿かお前は、馬鹿だ」 「…須賀さん…俺泣きそうです」 あ~ぁ、まさかあれが取れないとか…悔しい……      
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