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何かあったかい…気持ち良い…
あと、懐かしいような……
何だよ…もっと…触ってくれないとわかんない……
……これ…アイツ…?
否まさか、だって…アイツは俺のことなんか……
「…え…」
目の前に、金髪青眼がいた。
でも、すぐに視界から消えてしまったから、表情までは見えなかった。
「あの馬鹿…」
あれ、この声…
「おはよう、紗弥」
「…須賀…?」
「うん」
何でここに、てかさっきのアイツ…だったよな?でも…俺寝呆けてたから見間違いかも…
「体調悪いの?」
須賀は俺の顔を覗き込む様にして問う。
それに対して、俺は首を横に振った。
「そう、ならいいけど…ねぇ、あの馬鹿どうにかしてくれない?」
「え?」
「自分で自分の首絞めてるんだよね」
どういう意味?…という顔で須賀を見上げると、不意に何かを渡された。
「……」
「お願いね」
…湿布とガーゼ……
「は?」
「アイツ手首怪我してんのに何もせず出て行ったんだよ。俺用事あるからコレ宜しく、多分荷物取りに教室行ったから」
…いやいやいや、何で俺が…
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