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「…~…痛っ…」 「!?…ご、ごめ…紗弥くん…」 「…ぁ」 間近に、俺を映す青い瞳。 申し訳なさそうに歪んだ表情…その頬が少し赤くて、多分それが移ったんだ…… きっと俺の頬も赤い。 自分でわかるくらい… 顔が熱いから… 「…あのさ…」 「っ…ごめん」 暫くの間目が合っていて、でもこのままだと誰かに今の状態を見られるとまずいと思った俺は、小さく声を発した。 すると、すぐに身体を離される。 「…ッ」 その時一瞬、金髪青眼の表情が強ばった。 身を起こした瞬間…… あ…こいつ確か… 「…おい」 「…何?」 何事もなかったかのように笑顔を向ける。 それに、ほんの少しだけイラッとした。 嫌いだ、その作った顔。 俺に見せるな…そんな顔見たくないっ…! 「紗弥くん…用がないなら俺帰…!?、いったたた!!」 俺は思いっきり金髪青眼の手首を掴んでやった。 どっちの手首か、そんなの赤く腫れてるからすぐにわかった。 「痛いっ…紗弥くん、離し…」 どうにかして俺の手を外そうとしている、が…そんなの許すかっ… 「俺から逃げる奴なんかの言うことなんて聞くか…」 「…っ…」    
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