10人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「パチェ」
にんやりと笑っているパチュリーに問い掛ける
「貴女にはこの運命が予想出来ていたのかしら」
「“目に見えてる”って言うのよ」
「この調子だと何回直そうが壊し続けそうね」
「そしてハクタクに頭を下げ続ける夜の王。傑作ね」
「・・・なんで最初に言わなかったんだよ」
パチェに指を向けながら喋る
「貴女の妹様への付き合い方に関してもそうなのだけれど」
「北風と太陽って知っているかしら」
「それを見習うべきなのよ」
「知っているよ。」
「太陽が手段を選ばずに北風をぶちのめす話だろ」
「確かに私にぴったりだわ」
驚きの表情を浮かべるパチェを横目にレミリアの表情が変わった
「そうね、私は少しフランドールに対して甘かったかもしれない」
「手段があるなら何だって使うべきなのよね」
「友人、とか」
最初のコメントを投稿しよう!