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魔理沙
「筋肉?ああ ここらだとコウリンドーが一番近いかな」
頭にキノコをつけた彼女は どこか不思議そうにこちらを見ながらそう言うのです
空
「コウリンドー…?」
魔理沙
「わからないか ここらへん適当に彷徨いてりゃつく場所だ」
ああ これキノコじゃなくて帽子だ
自由に空を飛んでいると 知らないうちに私は森に突っ込んでいました
鳥の声や虫の羽音 葉のこすれる音 気づけばここは猛々しい大自然の中だったのです
絶句です 迷子なんて慣れっこですが 次元が違うと言えました
そして 軽く泣きそうになっているところに現れた救世主 それが
数少ない顔見知りである 名前は忘れた魔法使いでした
そして場面は冒頭へ
空
「そんなのわからないじゃん!案内してよ!」
魔理沙
「あー 案内っつってもなぁ…私も用があるしなぁ…」
空
「けちだ!」
魔理沙
「んー…おっ」
唸っていた魔法使いは突然手を叩きます
魔理沙
「ならアリスに案内してもらえよ!アリスんとこはここからすぐだからさ!」
空
「アリス…?」
知らない人の名前に首を傾げます
どんな人なんだろう
魔理沙
「アリスか?私以外にはとっても普通のやつだぜ!」
空
「ほんと!?なら早く行こうよ!」
話は決まりました
魔法使いはよしッ と頷き 歩き出しました
私もそれに ふわふわと ついていくのです
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