☆お空の一人でおつかいできるかな☆

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魔理沙 「筋肉?ああ ここらだとコウリンドーが一番近いかな」 頭にキノコをつけた彼女は どこか不思議そうにこちらを見ながらそう言うのです 空 「コウリンドー…?」 魔理沙 「わからないか ここらへん適当に彷徨いてりゃつく場所だ」 ああ これキノコじゃなくて帽子だ 自由に空を飛んでいると 知らないうちに私は森に突っ込んでいました 鳥の声や虫の羽音 葉のこすれる音 気づけばここは猛々しい大自然の中だったのです 絶句です 迷子なんて慣れっこですが 次元が違うと言えました そして 軽く泣きそうになっているところに現れた救世主 それが 数少ない顔見知りである 名前は忘れた魔法使いでした そして場面は冒頭へ 空 「そんなのわからないじゃん!案内してよ!」 魔理沙 「あー 案内っつってもなぁ…私も用があるしなぁ…」 空 「けちだ!」 魔理沙 「んー…おっ」 唸っていた魔法使いは突然手を叩きます 魔理沙 「ならアリスに案内してもらえよ!アリスんとこはここからすぐだからさ!」 空 「アリス…?」 知らない人の名前に首を傾げます どんな人なんだろう 魔理沙 「アリスか?私以外にはとっても普通のやつだぜ!」 空 「ほんと!?なら早く行こうよ!」 話は決まりました 魔法使いはよしッ と頷き 歩き出しました 私もそれに ふわふわと ついていくのです
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