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おつかいの失敗 その1
パルスィ
「一人で」
ヤマメ
「おつかい」
キスメ
「となぁぁぁあ?」
3人は振り向きざまにそう言いました
地上の光を間近にしたこの場所 苔が微量の光に反応し薄く輝く 幻想的ともいえる場所で
まさか…
パルスィ
「ならば易々と」
ヤマメ
「ここを通すわけには」
キスメ
「いかんなぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
地下に潜む悪女三人組 人呼ぶ "黒い三連星"に出会ってしまうなんて…ッ!
空
「…ッ」
今の私はおつかい中という身 戦うことは許されないのです
つまりこのままでは……やられますッ
マ、マチルダさぁぁぁぁぁぁぁあん!!
じりじりと私ににじりよってきます じりじりと 薄ら笑いを浮かべながら…
冷や汗の…通勤ラッシュやで!ヒィィイ!
すでに目にうっすらと涙を浮かべた 私を見るとさらににやけ
そんな私の恐怖もお構いなしに 三人は勢いよく地面を 蹴るのです!
パルスィ
「覚悟!」
ヤマメ
「ヒャッハーモウガマンデキネェ!」
キスメ
「しぃぃぃぃいねぇぇぇえッ!」
も、もうだめなの…!?
「待ちなッ!」
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