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「――まだ何も見つかりません…」
海辺を一人、赤茶色の髪をポニーテールにした、少女が携帯電話で話をしていた。
「アキ~ちゃんと探してる~その近くのはずたけど?」
電話から聞こえてくる気の抜けた声に、ため息をつきながらアキっと言われる少女は、辺りを見渡す。
「ん?……もしかして…」
少し離れた砂浜に白髪の少年が倒れていた。
「大丈夫ですか!?……先輩!!発見しました、後でまた連絡します…」
少年を揺すりながら、アキは声を書ける。
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