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数学のテスト中の出来事
開始のチャイムが鳴り
「はい始めて下さい」
教官の英語先生の洋子先生の澄んだ声が教室に響いた。
数学のテスト開始!
数学が得意の孝は一呼吸してから全問題を見渡し口元が緩んだ。慌てる事なく答えを軽く書いた。
洋子先生は教室内を三周してから黒板前の椅子に座った。
孝は窓際の1番前で先生の姿がよく見える位置である。『おっ先生今日珍しくスカートだ』いつもはスラックスの洋子先生だった…
20分を経過し全て書き終えた時にチラと先生の方をみたらポケットから文庫本を出し読み始めた。次の瞬間脚を組み一瞬先生の太ももが孝の目に飛び込んだ!急に心臓がバグバグなり始め動揺を隠すため外を眺めた。孝は『組むのやめる時また見えるかも』と思いまた脚を組んでいる先生の脚を見ようとしたら先生と目が合ってしまった。『やばいっ』と思い鉛筆の空運動を始めた。
その後は先生を見る事なくテスト終了。
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