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受験勉強中の出来事
英語の特訓が始まった
学校帰りの夕方
この時期はすでに真っ暗
先生は先に着いていた
入ると先生がスポーツウエアのラフな姿で出てきた
一瞬全身をなめるように見てしまった
それを察した先生は「残念でした」と舌をだした
「勉強に集中してね」
「はい」と答えるしかなかった
先生の指導は判り易くポイントを的確に教えてくれる
スムーズに進んでいた
帰る時間の10分前になると突然「ミニテストやるわよ」と用紙を渡された
「今日やったところよ。10分でね」
その手際よさに「あっはい」と言うしかなった
10分後から「はい終わり。今日やったところだから100点だよね」採点を始めた
「残念でした90点…」
孝は心の中で『まあまあじゃん』とつぶやいた
先生は「100点ならばご褒美あったのに」とボソッと言った
白々しく「ご褒美ってなに」と言うと先生はおでこに人差し指を当て押した「たかしくんったら」
「じゃ次回頑張ってね」と言いながら洋服タンスの方に行き呼んだ
「次回のご褒美のスカートを選ばせてあげる」
持っているスカートを見せてくれた
前に見せてくれたミニスカート…学校に着てくるタイト…
孝の目が止まった
「先生これ!」
膝下だが深いスリットがはいっている
先生は「あらっさすが孝くんネ」口元が緩んだ
「じゃ次回100点狙ってね」
その日は何も起こらず退散した
帰りの孝はやる気満々で英語モードで帰宅し勿論家でも英語オンリーだった
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