ジョーカーと治癒人

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「今日は実技訓練を行う。 今からグループ事に書いた紙を配るから、そのグループで魔物又は犯罪者を討伐しにいくように」 生徒達の返事と共に紙が配られる えっと、私のグループは… 「あのっ 紗季さんよろしくお願いいたします!!」 「ひゃっ!!」 いきなり背後から声をかけられ、椅子から落ちそうになる 「えっとたしか、陰原 優菜さん?」 完全に気配を消していたこの髪の短い女の子はジャックの称号をもっている。 優秀な子だ。 私が言うと変に聞こえるかもしれないが、一年生二年生の内に称号を持つものは稀なため優秀な部類に入る 「はい! ジョーカーの始友梨紗季さんに覚えてて貰えて 私感激です!」 「ありがとう そう言ってもらえると嬉しいわ」 笑顔で握手を求める優菜さんの手を握り返す 「あらぁ これはこれは ジョーカーになると態度まで偉そうになるのですね」 いかにもというような、お金持ちのお嬢様の雰囲気で現れたのは金髪の女の子 「げっ サラ・スティーユ」 「げっ!!とはなんですか! まぁ、最高位の称号を持っていてもそのような言葉遣いではジョーカーの称号も汚れてしまいますわね」 「ねぇねぇ 優菜ちゃんは何の武器を使ってるの?」 「私の武器はこの暗器君達です」 「こら! そこぉ!! 私の話を聞きなさい!」 そんなこんなでこのメンバーで討伐しに行くことになった
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