ジョーカーと治癒人

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「あの! なんですぐに出てこれなかったんですか?」 普段こんなこと無いのに何故か迫り口調になってしまった 「えっ!?」 「言えない理由でもあるんじゃないですか?」 「・・・」 口こもる美少女 やっぱり、この人何か怪しい 「紗季さん 何を愚直な事を言ってるのです? そんなの決まってるじゃありませんの! こんな魔物か犯罪者がいる森の中でおいそれと姿を現すわけありませんわ そうですよね」 「あ ああ そうなんです この森って危険がいっぱなので恐くて」 怪しい その後、森の中は危険だと言うことで、謎の美少女も私達と同行することになった 「あの…失礼ですが、お歳はおいくつですか?」 普段喋らないイメージの優菜が今回は珍しく口数が多い 「えっと…16だけど」 何故か優菜の質問にたどたどしくなる美少女、しかも顔が赤く見えるのは私だけだろうか 「こらっ 優菜さん女性に歳を聞くなんて失礼じゃありませんの」 サラの言葉に落ち込んだように項垂れる 「いえ 大丈夫ですよ」 美少女の手が優菜の頭を撫でられると優菜の顔は真っ赤なった 「ちょっ そんなことしてる場合じゃないでしょ」何普通に恥ずかしい事してんのよ・・・・・いや 別にやってたことは恥ずかしくないけど雰囲気が… 何故か紗季も真っ赤になった
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