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「討伐も終わった事だし帰ろっか」
「そうですわね」
「はい」
その時三人は気づかなかった。ダガスの死体から流れた出た血に誘われて生き物が近づいてることに
いきなり地面が盛り上がり、大きな巨体が地面の中から飛び出してきた
「!!!」
「なんですの!!」
「あれは」
大きな巨体は地響きを起こして地面に着地する
「あれはシルバーゴリラ」
シルバーゴリラとはロックゴリラの完成形で、約三メートルぐらいあり鉄で覆われた皮膚を持つゴリラだ。
「何でこんなところに」
四人とも驚きを隠せずにいた。
シルバーゴリラは滅多に人前に現れない魔物で強さはエース級なのだ
「あれを倒せば私の称号も…」
「えっ サラさん？」
いきなり、サラがシルバーゴリラに向かって走り出した
「待ちなさい サラ!!」
いきなりのサラの行動に反応が遅れる
サラは素早くステップを踏み、シルバーゴリラの背後に回り込んだ
バキンッ
金属の砕ける音が聞こえる
「そ そんな」
サラのレイピアはシルバーゴリラの尻尾に叩かれただけでいとも簡単に砕け散った
目の前の光景にサラの動きが一瞬止まる
「危ない!!」
「えっ! キャッ!!!」尻尾がサラの足に巻き付くと凄い速さで放り投げられた
あれはやばい
「優菜ちゃん!!」
「はい!」
優菜はサラを受け止めようと回り込み、衝撃に備えた
「キャッ!!ぐっ!」
あまりの勢いに優菜も巻き込まれ大きな木に激突した
「優菜ちゃん!、サラ！」
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