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月並みな台詞だがこんな漫画みたいな事が起きるなんて、俺は思いもしていなかった。
しかし、それは起きた。
具体的にいうと空から女の子が降ってきた。そして、その後うちの学校に転校してきた。しかも二次元の美少女。
嘘だと思うなら隣にいる女子を見てみろ。見覚えがあるはずだ。
制服こそ違えど、その端正な顔には見覚えがあるはずだ。
そしてその人物の最たる特徴である軍用ゴーグルが頭にかかっているのが見えるはずだ。
そう。彼女は御坂妹だ。
しかも本人がいうには一〇〇三二号だそうだ。
大抵の男なら自分の生活に何てことを!!とか怒ったり、まぁ、少なくともいいイメージには傾かないだろう。
しかし俺は今猛烈に彼女に感謝している!
彼女は俺の世界を覆してくれた。だってそうだろう?空から女の子が降ってくるなんて。普通じゃない。
御坂妹が降ってきてから一週間が経とうとしていた頃。
あれが起きたのは確か俺が上機嫌で家に帰ろうとしていた時のことであった。
俺は校門の前で待っていてもらった御坂妹合流し、憧れの女子との帰り道を楽しんでいた。しかも相手は美少女。
少し無愛想なのは気になるが、それはまだデレてないだけと考えれば気にならない。
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