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「ふあぁ……」
目を覚まし、時計を確認する、まだ6時のようだ
そのとき、ガチャと扉が開く音がする
きたな…あえて寝たフリをする
「……遼太君?」
毎朝のことだ、俺はいつも7時に起きる…それを見計らって奴は6時過ぎに部屋に来るのだ
「まだ寝て……ますね」
顔を覗かれたな、毎日寝顔見られるのも意識すると恥ずかしいな、そんなこと考えてる間に気配を見失ってしまった、耳を澄まし探す
カチャ、また音がする…これはクローゼットだろう、最近のお気に入りらしい
「おに……遼太君が、いけないのです」
俺のせいかよ、近づいてくる気配を感じ寝たフリに集中する
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