始まっちゃう?

4/10
前へ
/138ページ
次へ
この言葉を言うと千佳は言うことを聞く、ちょっとズルいかもしれないが… でも嫌われた方が千佳のためにもいいかもしれない 「いつもいつも卑怯です、冗談でも嫌いって言わないでください…でもそんな鬼畜な遼太君も……、それより千佳の体どうですか」 「うん、少し胸が大きくなっ……しまったぁ!先に下に降りてるぞ!」 何となく見てしまっていた、俺はあわてて部屋を出る 顔を洗い、リビングに行くとトーストの良い香りとそれにマーガリンを塗る後ろ姿が目に入る 「おはよう、母さん」 「吾が輩は母さんである、名前はまだない…いやもう決めないと思う」 「何言ってんの母さん…」 「大人の事情よ」 「…………」
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4603人が本棚に入れています
本棚に追加