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それから、レイは毎日コウのもとに通った。
コウは幽霊なのに明るかった。
服装も、気分次第でいろいろ変えられるらしい。
レイはそれが楽しくて、いろいろな服装をリクエストしてみた。
着物とか、スーツ姿とか、……猫耳とか。
なんだか、幽霊ってイメージと全然違うな…。
そう思って思わず笑ってしまった。
『何笑ってるの?』
コウが不思議そうに聞く。
『だって、コウってなんだか幽霊っぽくないんだもん。明るいし、足あるし。』
『俺は嫌ってほど自分が幽霊なんだなーって感じるよ。モノが持てないし、食べ物食べられないし…。』
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