ゆかりんに瀕死にさせされた少年。

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僕は上機嫌でアリスのもとに降り立った。 「アリス、勝った♪」 呆然と僕を見つめるアリス。 「…強い、のね」 そういえば能力使ってなかった…。 まあ、あとで試そうかな。 「…ちくしょー!」 箒を引きずりボロボロの魔理沙さんがとぼとぼと歩いてきた。 「仕方ない。さっきの出来事は水に流そう…」 「わかればいいんです♪」 胸を張り威張ってみせた。 魔理沙さんは溜め息混じりに自己紹介。 「私は霧雨 魔理沙、魔理沙でいいぜ」 「僕は雨深夜 時雨です。僕も時雨でいいです」 「よろしく時雨、それと敬語は止めてくれないか?なんだかこそばゆい…」 「ん…。わかった、それじゃあよろしく、魔理沙」 がっちりと握手。 魔理沙の手は意外に固かった。 「それで、魔理沙はうちに何の用かしら?」 「ん?特に無いぜ!」 「…暇人?」 「違うぜ、暇つぶしを探していたんだぜ♪」 「魔理沙、それを人は暇人と呼ぶのよ…」 それから僕達は日が暮れるまで雑談し、明日魔理沙に幻想郷を案内してもらう約束をとりつけ僕は若干不気味だと思いつつ、就寝したのでした。
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