[壮]

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壮大な。おっきなおっきな海のうえ。カモメがないてるね。ああ。いいなあ。ここはいい。おっきなおっきな海のうえ。僕は大の字で。ぷかぷか浮かんで。そしてまず開口一番。好きだー。と叫ぶ。でっかい声が。一瞬にして。でっかい海と。でっかい空。の間の。でっかい空気に。吸い込まれてく。そして。吸い込まれてった気持ち。が変化して現れたかのように。カモメ。飛んでいく。でっかい海に浮かんでると。なにもなくても幸せ。と思っちゃう。つまり海の上で僕はきれいに。バキュームされる。そして陸にあがったら再びいろんな欲で。ぱんぱんに膨らんで。一瞬一瞬の時間に。タックルを繰り返す。そんなときは。このおっきな海のこと。忘れちまってる。そしてタックルが空振りばかりで空回りばかりでふられてばっかでふらふらでそれでもまだ走りならなくてなにがなんだかわかんなくなったら。ザブン☆と海に浮かぶ。するとなあんにも変わってないことに気付く。だってこんなにおっきいんだよ。すこしぐらい背伸びしてみたところで。海には関係ない。それでも僕は。海に浮かぶ。そしてまたタックルを繰り返す。いいのさそれで。その証拠に。海が。いつもそこに。いるじゃん(^ー^)image=301603960.jpg
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