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「ロイド!ロイド!!」
凛とした、そしてドスの聞いた女性の怒鳴り声がギルド内に響いていた。
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「どこに逃げたのかしら…あっ!コレット!あなた、ロイドの居場所を知っていて?」
コレット
「ぅえっ!?えっと…わかんない……かなっ!!」
コレットと呼ばれた金髪の少女は多少うろたえていた。
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「……あなた、声が上擦っていてよ…。で?……ロイドはどこなのかしら?」
女性は笑顔だが、その笑顔には威圧が込められていた。
コレット
「うっ…。えと…食堂の方に…」
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「そう。ありがとう。」
女性はニッコリと微笑み、踵を返した。
コレット
「あ!リフィル先生!!」
リフィル
「大丈夫よ、コレット。あなたが言ったってことは黙ってるわ」
コレット
「じゃなくて…あんまり怒らないであげてね?えと…その…ロイドは…「わかっています」
リフィル
「ちょっと釘を刺すだけよ。あなたは報告書を書いてなさい」
コレット
「はいっ!じゃあ私、書いてきますねっ♪」
コレットはパタパタと走り去って行った。
リフィル
「コレットもけなげね。…さて!あのおばかさんを探さないと」
リフィルは再び踵を返し、食堂へと歩いて行った。
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