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ため息が二人を包んだ
まだ雨は止みそうも無い。
声も出さずに
貴方は静かに泣いた。
気付かないふりで
僕は濡れた靴の先ばかり見ていた。
いつだって 僕は一人だった
貴方に出会うまでは・・・ 出会うまでは・・・。
さよなら愛しい人よ・・・
貴方が好きだった
あんなに一緒に居たのに・・・Ah~Ah~
この雨に溶けてしまえば 今夜ベッドの中
眠れずに 朝を待つことも無いのに・・・。
傘もささず 離れて行く貴方に
かける言葉 みつからなくて
絶望が二人引き裂いた
約束も 守れぬままに
もっと貴方に 触れていたいと願った。
手を繋いだって
「全て・・・終わり」そんな気がしてたまらないよ
今だって僕は一人なんだ
貴方と離れたって・・・離れたって・・・。
さよなら愛しい人よ・・・さよなら愛しい人よ・・・
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