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(とりあえず・・・歩くかな。)
直雪は立ち上がり、森林の中を歩きだした。心臓が高鳴る。ここからは、いつ敵に襲われるか分からない。
その時、ふと、背後から足音が聞こえた。
瞬時に後ろを振り向く直雪。だが、何にもいなかった。
(んだよ・・・気のせいかよ。)
そう思い、安堵の表情を浮かべる直雪。そして再び前を向く。
そこには、さっきまでは何もなかったが、今は合計6本の手足があり、二足歩行をする、2mくらいの黒い塊があった、いや、いた。
「うわぁぁぁ!!」
驚きの声を上げ、後退りする直雪。
ベタな展開である。
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