prologue

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『……これで分かって頂けましたね?』 そう言ってまた手を叩くと映像は、消え去り白い壁に戻った。 『さぁ…じゃあもう一度聞きます』 笑みを浮かべながら俺達を見ると 『The bonds of friendshipに参加しますか?』 と選択肢のない質問を聞いてきた。 「………………………………」 参加せなあいつらが…… 「藤原さんが決めて下さい……僕は、何も言いませんから」 「石田……ええんか?」 「いいですよ、どうせ同じ考えやと思いますし…」 心配してるんは、二人共やっぱ同じなんや… 『早く答えを……まぁする気がないって言うのは、ゼロだと思いますけどね……』 「……そのゲーム……ルールは?」 『ルールは簡単です。今からあなた方の過去に行って貰います。それからは、向こうの説明に従って下さい』 「俺達の過去?」 『あなた方皆さんの過去を調べさせて貰いました』 ゲームの舞台になりますからね…と付け加えると少女は、また手を叩いた。 すると俺達の隣に扉が現われた。
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